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現実的SUGILLの部屋


[39] 刺激つよめのマイライフ
詩人:現実的SUGILL [投票][得票][編集]




生温い時間にどっぷり
浸かりながら

様々な角度の空を想ってた


ふやけた指から
明日がこぼれる

・・・感度、失ったみたい。


いっそこのまま
溶けたいって
本気で願うのを

あの人はきっと叱るだろう


「わたしが」

現在(いま)を
救おうとしない

ただそれだけのこと


だからここでは
妄想上の
未来であっても

何ひとつ
「わたしの」

慰めにはならない


あの人は
きっと恥じるだろう

わたしのすべてに
失望するだろう


そうして彼は
これから
もっと遠くの場所へ

ますます
手の届かない場所へ

いってしまう・・・


見慣れた景色は
想像力まで奪い取った

削ぎ落とされたら
ここにはもう
欲望だけしか

残らないんでしょ?


急にじれったいや

脳が、ショート、する


赤信号無視して
気づけば向こう側

タイムスリップしたように

走り抜けていた


手を振る君が
泣きそうに堪えてる

...ねぇ見えていない?

わたしのほうにこそ
このシグナルが必要


「わたしが」
現在を救えたなら...

未来は
「わたしを」
救ってくれるだろうか


試みる?

妄想上の主旋律


いま促すように
強く爽やかな風が
びゅうと吹いて

ぐいと背中を押した

そんな気がした。


タイミング
見計らって...

思い切り。駆け出せば


赤も青も
関係ないね

だって彼は
もう行ってしまう...


裸のままでも構わない?

わたしは
まだ何にも
持っていないけど。


嘘偽りない自分
ここにあるよ

不格好で醜い
わたしの輪郭...


あなたの云うこと
信じるなら

乗りこなせるか
どうかより

意思が重要なんでしょ?


理性も本能も関係ない

自分はひとり
一個のイノチ


生温いローテーションから
灼熱と極寒の
刺激的すぎる現実へ...

いま飛び込んだ!



2014/03/25 (Tue)

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