詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
きみは王子様なんて
柄じゃないから
たぶん
待ってたって
迎えにはこない
白馬にも乗らないし。
あまい言葉も
つかわない
永遠の愛なんて
どこにもない。
わたしもお姫様なんて
柄じゃないから
だから
期待したりしない
だけど
「運命のひと」、
そう呼んでくれる?
信じたいだけなんだ
白い稲妻が
こころかけ巡った
あの瞬間から
ずっとユメを見てる
気がする。
ずっとゆめの中に居る
気がする。
ほんとうのことは
何もかも
隠してあるよ
きみの名前を刻んで
しまいこんだ
ハートの奥の鉄格子
誰にも覗かせない
絶対に言わない
叶えるまでは
諦めないって
決めたから
今宵、風力ゼロ...
新月の黒
魔法はないよ
自分の力で
走り出せ
口紅ごときで
なびかないきみへ
麗しい感情
またひとつ
誓いを立てた
明日はやってくるよ
それは
もう一度
愛されるため
叶えるため
きみは王子様なんて
柄じゃないけど
だけど
「ぼくのお姫様」、
いつかそう
呼んでくれる?
信じたいだけなんだ
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