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現実的SUGILLの部屋


[80] クラシカル
詩人:現実的SUGILL [投票][得票][編集]



ふたり、飛び立つ夢を見た


青すぎる空はウソみたいに綺麗で

手が届くかもって
錯覚するほど近くて。


目覚めた後に泣きそうになった

やっぱり、ぜんぶ嘘だった


体の中を這いずり廻る
小さな黒い虫

いつも私を悩ませる


そんなアナタも

いつかは綺麗な
蝶々になってくれるの?


鏡の外では笑えない

白い指先に染みつく
誰かさんの感覚

幻のような明日...虚しい


切なくてこのまま
死んでしまいそうに

なって


死に切れないところで
また

現実に変わるの


干からびるように
砂になったなら

涙の雨は世界を潤す...


ねぇ。忌々しいくらいに君が好きです


2014/06/27 (Fri)

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