詩人:ico | [投票][編集] |
夢のような物語に自分を重ねて
現実のことなんか見向きもしないで
綺麗なものだけ汲み取って
落ちない汚れは知らないフリして
宝石みたいな輝く言葉で
自分の心を美化してみせて
嘘という名の絵の具を使って
少しずつ
色をつけて
色をのせて
わたしが持ってる12色の絵の具
色をたくさん重ねていって
そして最後は 黒になる
詩人:ico | [投票][編集] |
乗り遅れないように 取り残されないように
波に身をゆだねて
無限に思える人の中で 寂しさが急に怖くなって
この体を溶け込ませて
石の角が水に削がれるように
私の心も とられてしまう