詩人:ico | [投票][編集] |
明日になればきっと貴方は帰ってくる
期待を抱いて夜明けを待って
また眩しい朝が来る
そうやって365日を過ごしてきたこと
貴方は知っているのかしら
「待っていてくれ」って
貴方がそう言ったから私が待ちつづけていること
貴方はわかってるのかしら
約束したのに
忘れたなんて言わないでね
貴方がここに来るまで
私はずっと待ってるから
明日になればきっと貴方は帰ってくる
ねぇ、そうでしょ?
詩人:ico | [投票][編集] |
昔描いたクレヨンの絵 今はもう捨ててしまった
スケッチブックは今 灰になって空を飛んでいるだろう
昔描いたクレヨンの絵 あの時僕は何を描いたっけ?
見るものすべてが大人になって クレヨンの匂いも思い出せない
そうだ 僕は虹色の夢を描いた
いつか大人になる日のことを「早く来い」と願いながら
無理に背伸びをした クレヨンを手に持って
根拠もなくただ信じて
この空に向かい 神様を呼んだ
淡い期待をもって 大人にあこがれて
たどり着いたのは悲しみ
昔描いたクレヨンの夢 いつから捨ててしまったの?
スケッチブックは僕の心の中を 灰になって飛んでいるの?
この空ですら何も教えてくれない
あの時の夢はどこへ行った
あの時の僕はどこへ行った
いまさら取り戻したくて
たどり着いたのは――…