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イデアの部屋


[6] 寝子
詩人:イデア [投票][得票][編集]

熱過ぎるくらいの体温が
足先に触れる
湿り気を帯びた毛がふさりと
指の間に入り込む

私たちは布団の中で それ以上干渉もせず
違う夢を見る

寝返りを打つ
あなたの方を向く
お腹の辺りが淋しくても
あなたは知らんぷりね

少し長く足を伸ばしてあなたを押したら
あなたはにゃあとも鳴かずもぞり
また丸くなって
眠ってしまったの

2016/01/29 (Fri)

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