詩人:IKUMI | [投票][編集] |
目覚めるとそこは自宅じゃない。
白い天井に白い部屋。
バタバタとうるさい足音。
人の話し声。
聞こえたのはそれ。
1人じゃないようで、1人のような気がした。
する事がないから、ボーッとする。
太陽が眩しい。
私もあの太陽の下を最近まで歩いていた。
懐かしいと思ってしまう。
あの時の自分が眩しいよ。
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何故か急に自分が惨めに虚しく思う
時が多々ある。
自分の気持ちに嘘を吐き、
人の言う事に従う。
自分が悪い事も分かっているし、
自業自得なのも。
でも時には甘えたくもなる。
強い女の演技に疲れた。
寂しいと辛いと苦しいと
叫びたくもなる。
だけど、周りに甘えられる人が
何処にもいない。
どうしたらいいのか分からない。
結局演技をしてしまう。
これが他人と関係を築けなかった
自分のせいなのも分かってはいる。
だけど、子供を堕ろしてから
怖くて仕方ないんだ。
男女関係なく怖い。
捻くれた自分に虚しさを感じる
今日この頃。
だけど、どうしようも出来ない
私自身。
嫌になる。
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暫く恋はしない。
そう決めていた。
裏切られちゃうから。
傷付くの怖いから。
彼もこんな私と一緒。
裏切られて傷付いてる人だった。
一つだけ違うのは、
彼はやりたい事音楽とちゃんと向き合ってる。
夢を叶えるために頑張っている。
話してて楽しい人で
私のトラウマを受け入れてくれた。
話せば分かるよ。
ちゃんと話して?
そう優しい声で言ってくれた。
入院してる私に
電話越しで弾き語りをしてくれた。
まだ口数の少ない私に気を遣い、
話をしてくれる。
付き合えなくてもいい。
ただ側にいたい。
そんな恋もいいよね?
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今日見舞いに来てくれた母に
言われた。
友達とか見舞いに来ないの?
家族以外の面会は禁じられているし
人間関係に疲れたからいらない。と言った。
母は何故か謝った。
小さい頃色々我慢させてごめんね。
そう言って出て行った。
母のせいではないのに。
最近上手く人間関係を築けない。
また独りだ。
もう友達の機嫌を取るのも、
顔色伺う事をするのも疲れたんだ。
それぞれに解釈、価値観がある。
それが合わなければ衝突する。
そして、離れて行く。
そんな物いらない。
意味がない。
私は神でも仏でもない。
そんな私を求めないで欲しい。
私にだって機嫌悪い時ぐらいある。
話を聞いて欲しい時もある。
体調が悪い事もある。
入院しててストレスが溜まって
八つ当たりしたくもなるんだよ。
強がらなくていい。
ワガママでいい。
そう言うけど、いざとなった時、
耐えきれない時…
誰も聞いてくれないじゃない。
もういい子は疲れたよ。
そんな私ばかりを求めないで…
破裂するよ。
向き合わないのなら近寄らないで。
そんなのいらないよ…
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やっと恋愛できたと思えた。
でも…
この身体が邪魔をする。
私にはきっと恋愛なんてできない。
お見舞い内緒で庭に来てくれて、
ギターで私の好きな曲を弾いてくれて
歌って?って言ってくれて…
子供堕ろした事も
確かに殺したかもしれない。
けど、全部自分が悪い訳じゃないよ。
巻き込まれただけだと思いなよ。
そう新しい考えをくれた人だった。
けど…
子供好きな彼とは一緒にいては
いけないんだ。
私は産めないから。
産めても可愛がれるかわからないから。
私には彼を愛する自信も勇気も余裕も
きっとないんだよ…
孤独なあなたを孤独な私が
愛してはいけない。
あなたをこれ以上…
孤独な思いをさせてはいけない。
私なんかより、
歩み寄ってくれる人を探して
幸せになって下さい。
普通で身体が健康な女の子と
幸せになって下さい。
私にはできないから…
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婆ちゃんを理由に使って退院した。
家での生活は楽。
幸せそうな人を見なくてすむから。
なんて、捻くれた人間なのだろうか。
私は本当に生きてていい存在なのかな。
何で退院出来たのに気持ちが不安定
なのかな。
分からないよ。
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死んだ人間が生き返るなら
どうしたい?
そんな夢のような話しないで。
ありえないよ。
期待してしまうよ。
あの日のように戻れるなら…
私は泣く。
わんわんわんわん子供のように
泣いて縋って逝かないでと泣き叫ぶよ。
そして、あいつもきっと…泣く。
このバカっていつものように言いながら
あいつも泣く。
そしたら、私も病気を必死に治す。
あいつを独りにさせないように。
毎日お見舞いに来て貰って、
これでもかって位甘えて、
これでもかって位愛して愛されて、
これでもかって位幸せになるの。
一緒にデートして、
一緒に暮らして、
一緒に笑い合って…
昔のツレとたくさん遊んで、
こっちの友達紹介して、
親にも理解してもらって…
結婚する。
こんな幸せ他にはない。
ねぇ…
なんでいないの。
なんで逝っちゃったの。
なんで独りにするの。
逝かないで。
側にいて。
独りにしないで。
お願いだから…
支えてよ。甘えさせてよ。
もう無理だよ。
耐えられないよ…
どうして私だけ年老いて行くの…
どうして神様はあいつを
連れて逝ってしまったの…
戻ってきてよ…
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あの人がまだお揃いの指輪、バングルを
まだしていた。
捨てて欲しいと言ったのに。
どうしてまだしてるの?
「俺はお前を嫌いになってない。」
そんな事をまだ言っている…
もう私は無理なの。
あなたを許せない。
だから同じ物をしているだけで
嫌になる。
顔を見る度に恨んでしまう。
だからお願い。
もう解放して下さい。
このまま縛られていたら
私は本当に幸せにはなれない。
自分のした事を考えて下さい。
私はもう昔の私じゃない。
昔の私はあなたが壊したんだよ?
それに気付いてよ。
もう知らないフリは
気付かないフリは私には通用しないよ?
私は今恋愛なんてしたくないの。
あなたのせいで。
私を私の人生を壊したのはあなた。
だから許さない。許せない。
これ以上どうにかして
連絡もして来ないで。
会いにも来ないで。
私を本当の自由にして…
だから、全部捨てて。
物も思い出も気持ちも全部。
消えて、消して。
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無性に泣きたくなった。
自分が惨めで情けなくて…
優太…あいたいよ。
そっちに行きたい気持ちと
そうじゃない気持ちが交差する。
あいたいよ。