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IKUMIの部屋


[624] 心配性な君。
詩人:IKUMI [投票][編集]


苦しかった。



辛かった。



人に話すのが。



誰に何を話していいか
分からんかった。



仕事の事も。

亡くなった
あいつの事も。

亡くなったあいつとの
子供の事も。

君の事も…。




色々重なって
しまったんだ。



君と距離感を
保ってないと…
君に迷惑かけそうで。



怖かったんだ。



心配をかけたかった
訳じゃないよ。



ただどうすればいいか
分からんかった。



亡くなったあいつの事
君には詳しく話して
ないから。



だからまた強がる私。



一体何度これを
繰り返すんだろう。



一体何度自分を
守ろうとするんだろう。



君に全て話したら
ダメになりそうで
怖いんだ。



「最近俺ばっかりお前に相談してお前はしてくれないやん。」



「俺やってワーってなったらお前聞いてくれるやろ?だから話せや。」



ありがとう。



でも…大丈夫だから
放って置いて。



甘えたくなる。
頼りたくなる。



信用…したくなる。



どうせ…あの子とまだ
付き合ってるんでしょ?



そんな偽りな優しさ
なんていらないよ。



私には必要ないから。



君は…あの子にだけ
優しくしなよ。



私はただの客。



あの子は彼女。



それでいいじゃん。



心配なんていらないよ。



傷付くだけだよ。


2013/04/23 (Tue)

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