詩人:IKUMI | [投票][得票][編集] |
喧嘩してる母親からの
突然のメール。
【血繋がった方の父親のおじいちゃんが亡くなりました。】
頭が真っ白になった…。
小さい頃貧しかった
家庭で育った時…
おじいちゃんと
おばあちゃんの家に
遊びに行くと
いつも…いつも…
笑顔で頭を
撫でてくれてた。
これで好きな物
買いなさい。
そう言って…
お小遣いもくれた。
一緒にオモチャ、
ゲーム買いに行くか?
そう言われて
私は弟だけでいいから
買ってあげてと
言ったら…
お前も孫なんだから
遠慮する必要ないよ。
そう言って悲しそうに
するおじいちゃんに
甘えたね。
笑って欲しくて…。
でも…地元から
離れて…
親が離婚して
連絡さえ取って
居なかった…。
本当たまに…
連絡は来てた。
でも
私は仕事。
弟は学校。
いつもタイミングが
悪かった…。
父親に理不尽に怒られて
悔しくて泣いてた時
おじいちゃんは
悲しそうにまた
謝るから笑った。
おじいちゃんの笑顔が
見たかったから…。
おじいちゃん…
おじいちゃん…
おじいちゃん…
おじいちゃん………。
今年…帰れば
良かったね…。
私何してるんだろう。
あれだけ…
味方でいてくれたのに…
おじいちゃん
ごめんなさい。
今になって
思い出したよ。
「お前と弟が幸せならそれでいいんだよ。」
それが口癖だったのを。
ねぇ…報告遅くなった
けどね?
私今…幸せだよ。
おじいちゃんの分まで
頑張って生きるから…
ちゃんと天国から
見ててね?
おじいちゃん
ありがとう…。