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IKUMIの部屋


[733] 「お前は頼っていいんだよ。」
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いきなりキミから連絡が
また来てびっくりした。



もうブロックされてると
思ったから。


あぁ…
私は独りなんかじゃなかった。



声がまた出難くなって
キミに言ったらまた心配をかけて
しまった。



少し電話しよう?
そうラインが来て恐る恐る
電話をした。



「今調べてるんだけど…」



そう言ってこうした方がいいよ、
こう書いてあるからしてみな?
そう言うキミが本当に優しくて…



思わず涙が溢れて笑った。



「お前はもっと周りに頼る事を覚えな?」



そう言ってくれた。



自分を自分で否定するから
辛くなるんだ。
根っから優しい奴なんだから
パンクするの当たり前なんだよ。



そう言われて、本当に涙が溢れた。



散々頼ってきて、頼った時に応えない奴は
ただのゴミだから。
お前は間違ってない。
俺はお前の味方だから。
ただ、あんまり他人に期待をするな。



そう言われて、また涙が溢れて
これでもかって位に泣いた。



ううん、泣けた。



独りなんかじゃないんだ。
本当にそう思ったよ。



恋愛としての愛情じゃなくて
人としての愛情に触れた。



私が求めていたのはきっと
これだったんだ。



ありがとう。



お前の好きなアニメで主人公が
俺は独りじゃ生きていけねぇし、
頼らなきゃ出来ない事たくさんあるんだ。
そう言うだろ?
そいつになるにはそうしなきゃ
いけないんだよ。



そうやって冗談交じりに言って
最後には笑わせてくれる。



本当この人に出会えて良かった。



私はまた人間らしくなれた。



優太と少し似てるようで似てないけど、
大切にしようと本当に誓ったよ。



ありがとう。

2016/06/22 (Wed)

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