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IKUMIの部屋


[760] 爺ちゃんの気持ち。
詩人:IKUMI [投票][編集]


肺の末期の癌。



爺ちゃんはそう告げられた。



そして、爺ちゃんは
私の母にこう言った。



もう十分生きた。
死ぬ間際に辛い思いをしたくない。
だから、抗癌剤は断ってくれ。



…爺ちゃんの気持ちが痛い位に
分かってしまった。



使った事ない人にはきっと
分からないこの気持ち。



爺ちゃんの気持ちを
分かるのはきっと私だけだ。



でも、一つだけ違うのは…



爺ちゃんは私と違って、
生きる事から逃げなかった事。



爺ちゃんが…
カッコよく見えた。



少し元気付けられたよ。



爺ちゃん、ありがとう。

2017/01/10 (Tue)

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