詩人:キンセンカ | [投票][編集] |
くるしいとか
かなしいとか
いとしいとか
たのしいとか
そばにいてとか
はなれないでとか
そう感じてしまう心は
きっと私のものじゃないから
私のものであってはならないから
呪文のように言い聞かせたら
言葉がカタチになって
私の耳を 口を 心を あらゆる感覚を塞ぐ
これでいいんだよ。
それでいいんだよ。
無機質な声
温かい君の手。
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君がどんなにクズでも
その汚さも弱さも素直さも
最終的に受け入れてあげられるのは僕だけだろうね
6年分の歪みを持った僕と君だからこそ
歪な型でも上手くハマるのさ
自由に生きてせいぜい病んで苦しんでくれ
その姿がたまらなく馬鹿で愛おしく感じるから
お腹抱えて笑ってあげる
鑑賞を一通り楽しんだら
ドブより汚そうなその体を抱きしめてあげる
君がどんなにダメ人間だろうが
純粋な心はそのままだと知っているからね
学習しない可哀想な人
難しく考えずにただ愛されたいだけなのにね
またその顔
でもそろそろ見飽きたかな
もっと魅力的な表情を引き出してあげる
詩人:キンセンカ | [投票][編集] |
月日が経つというのは恐ろしいもので。
昨日、見えなかった景色が
今日、いつの間にか見える様になっていて。
昨日、遠くで見ていたアナタの背中が
今日、歩幅を合わせて一緒に歩いている。
昨日、笑顔だったあの子は
今日、涙でハンカチを濡らしていた。
昨日、掛け替えのないモノで心が満たされて
今日、愛するモノが永遠に旅立った。
嗚呼…いつから私は成長したのでしょう。
失う恐さを。
与えられる喜びを。
衝突した時の怒りを。
夜にフと感じる哀しさを。
傍に居る仲間と夢を追える楽しみを。
伝えたい事が沢山あるのです。
けれど今は言葉というカタチにする事ができません。
それはきっと、明日の私にしか分からない事だからなのでしょう。
今日は快晴。
淡いピンクと紫の花に心を踊らせて。
夜、高く上る月の光に魅力されました。
2010.9/22 作