詩人:キンセンカ | [投票][編集] |
思春期のときはよく考えていたものだ
自分の生きる意味について。
どこに居ても
何をしても
受け入れて貰えないと
ただ不器用なりに必死で。
それでも卑屈的な自分は
なんでも良いから
納得のいく理由が欲しかった。
難しく考えすぎなんだよ。
そう気付いたのは
それから数年後。
未来の目標や誰かの存在は確かに生きる糧であった。
けれどそれよりももっと単純でさ。
今日は空が高いなぁとか
今日は花の香りがよくするなぁとか
今日寝坊して遅刻しちゃったなとか
今日喧嘩してたあの子と分かり合えたとか
今日あの人の言ってる意味が分からなかったなとか。
1日1日の中にある出来事が私の生きる意味なんだよね。