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野良猫の部屋


[44] 曖昧な愛
詩人:野良猫 [投票][編集]

君が僕を好きだと言ったあの日から
罪悪感に満ちた日々の始まりだった

君の存在は
僕の中では
『わからない』存在で

曖昧な気持ちのまま
新しいものを欲してしまった

君にそれを伝えることができなくて

苦しくて
泣いて
泣いた夜

それでも
何も知らない純な君
僕は嫌いになれるはずもなく
また今日も
言葉を交わしていた

そんな自分の心を怖いと思う
君をいつか
壊してしまいそうで
壊れてしまいそうで

なによりも怖いこと
それは僕の『好き』を
見失うコトだから

言わないで
君のその
純な声で

今は
その一言が
痛く感じてしまうから

2004/03/28 (Sun)

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