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野良猫の部屋


[49] ミルクティー
詩人:野良猫 [投票][編集]

少し濃いめに入れた紅茶の色は

吸い込まれるように深く
でも透明感があって

アタシを虜にしてしまう

そこにほんの少しの
ミルクを注いだら

甘く柔らかい色


リセットしたばかりのアタシの記憶

少しずつ
少しずつ
貴方との記憶でなじませる

元のアタシが壊れないように
少しだけ


少し濃いめに入れた紅茶の匂い

ミルクを注ごう

大丈夫

貴方と1つになっていくだけ
アタシはアタシのままだから

ミルクティーの柔らかな香りと
ほんのり甘い恋の味

2004/04/04 (Sun)

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