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ハリジャンの部屋


[4] 僕も昔はいじめられっこ
詩人:ハリジャン [投票][得票][編集]

明日になる今日

昨日になる今日

変わらなければ変わらない

変わり方だって判らない。

孤独と姑息の闇に覆われた

心に灯る信号は黄色

普通じゃなければいけないの?

多勢に無勢が普通なの?

蚊帳の外にいる弱虫が
今日も何処かで泣いていて

人にはなれない人間が
明日もどっかで泣いている

痣と傷よりも痛いのは
独りを感じる心があるから

言葉と無言より辛いのは

生きようとしてる本能があるから

人より長く降り注ぐ

心の雨が少しだけ長く
僕は僕を捨てなかったよ

僕も僕を捨てなかったよ

それだけは捨てなくて良かったと思えば

止まない雨は無いと
少しだけ

強くなれた気がした眠れない真夜中

四方八方吹く風は

全部が全部追い風じゃないし

同じ色した夕焼けも

今まで一度も見た事が無い

時を止めずに汗に変え
思いを曲げずに今日を誓え

辛いのは僕だけじゃない

辛いのは君だけでもない

君の味方は君が味方で
僕の味方は僕の味方だ
そしたらきっと

僕と君とは無敵の味方だ

生きて明日を苦しんで
もがいてもがいてもがいた後は

必ず笑える日がくるから

生きて生きて生き抜けば

必ず自分も笑って死ねると信じて生きよう

2007/01/10 (Wed)

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