空をつくるそれらはなんと儚いのだろうか悠然たるあの積乱雲お前の白いワンピース揺らす風嵐は虹の橋を掛け瞬く間に消えてしまう蝶が羽ばたいたのは何年前の事だろう小さな小さなこの粒たちはいったいなにを成すだろうか垂直に伸びたばかりの水平線は青く輝くお前の麦藁帽飛ばす風星の一粒を握りしめ空へと踏み出すゴールにあいつは居るだろうか夢の断片を覚えてるか忘れたか子供の頃の鼓動のようなもの一滴の森の片隅で透明な言葉達を紡ぐかのように
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