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FCの部屋


[11] 空気と水
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空をつくるそれらはなんと儚いのだろうか

悠然たるあの積乱雲

お前の白いワンピース揺らす風

嵐は虹の橋を掛け瞬く間に消えてしまう
蝶が羽ばたいたのは何年前の事だろう

小さな小さなこの粒たちはいったいなにを成すだろうか

垂直に伸びたばかりの水平線は青く輝く

お前の麦藁帽飛ばす風

星の一粒を握りしめ空へと踏み出す
ゴールにあいつは居るだろうか

夢の断片を覚えてるか
忘れたか
子供の頃の鼓動のようなもの

一滴の森の片隅で透明な言葉達を紡ぐかのように

2009/02/28 (Sat)

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