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黒夢の部屋


[105] 現実は霞んで
詩人:黒夢 [投票][編集]

生温い暖かさが残る。





中途半端な愛情など要らない。





私の知らないヒトの所へ行く君は





曖昧な想いだけを残していく。






私達はそんな関係ではないけれど。





私が持つのは愛情。





君が持つのは親愛の情。





噛み合わない私達の思いと想い。






誰よりも近くにいるから






私はあのヒトの知らない君を沢山知ってる。






たったそれだけで優越感に浸り







君にとってはいつしか厄介になる関係を保っている。










私は





君から注がれる優しさを






例えそれが世間一般で言う愛とは違っても







手放す気は無いよ。







ありえない未来に希望を膨らませるけれど







それによって益々







現実との境をなくしていく。







こんな病的な想いを






君はどんな思いで受け取ってくれる?

2005/05/04 (Wed)

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