詩人:黒夢 | [投票][編集] |
それは恋である前に
憧れでした。
近づくことさえも躊躇う位に。
それは愛である前に
一つの友情でした。
愛しさなんて分からなくて。
それは君である故に
恋となりました。
それは報われぬ故
どうしようもないままに冷え固まりました。
君が最後の愛しい人。
『次』など要らないと思う程に。
それは『次』であったが故に
結ばれない2人になりました。
それは終わりを迎えていた故に
もう始まりを刻むことはありませんでした。
違和感の理由を知っていた。
傷つけたことも大したことと思えずに。
本気を知ったのは君だけ。
偽りで誤魔化しても、何も見えなかった。