傷つけて ただ 傷つけて。
目に映る全てを壊していく。
限界を通り越して 感覚のなくなった身体。
骨が軋む音が聞こえる。
喉が悲鳴をあげる。
歪んだ笑顔を嘲笑に変えて
僕を阻む全てを 蹴散らしていく。
例え悪魔と罵られようとも
それでも 今更引き返すことなどできやしない。
天使のような穢れを知らないその瞳に
この淀んだ瞳はどう映る。
きっと僕はまだ この世界の全てを知らない。
だから壊して
人の想いも 涙も 全部無視して。
奪えるものは全部奪って
闇を抱えて ただ 生きて。
消えゆくものは 君への想い。
2005/01/22 (Sat)