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黒夢の部屋


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詩人:黒夢 [投票][編集]

夢は儚く、現実はすぐ側に。

想うは永く、現実は一瞬。

憎しみは強く、現実は脆い。

所詮、そんなもので
夢見るのは何よりもの虚無。

僕は偽物にすがらないと生きていけない。

夢という名をかりて、瞬間から逃げている。

今という現実から、目を背けたいだけ。

僕の心は弱い。

想うことで強くなる心も、終わりを迎えれば弱くなる。

心を信じられなくなり、想いを憎しみに変える。

心が真実を知れば、きっと簡単に壊れてしまう。

痛みは残るのに、安堵感は刹那に消える。

残酷なほどに優しい言葉でさえも
僕の中には残らない。

何もいらない、一つだけ。

僕の心に強く残る夢を頂戴。

2005/03/07 (Mon)

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