詩人:あやめ | [投票][編集] |
私が成長する・・・
あの人を置いて
自分だけ
どんどん進んでしまう
いずれ 私はあの人に追いつくだろう
いつか 私はあの人を追い越すだろう
私はあの人よりうーんと若いんだもん。
それに
ずっとあの人の背中を
目指してきたんだから・・・
そうなったとき
私はあの人を
どう思うんだろう
おそらく
わたしの心はあの人から
離れていくだろう
知らず知らずのうちに・・・
成長って残酷だ
初めて成長が辛く思った
でも、忘れることより簡単かもしれないね。
詩人:あやめ | [投票][編集] |
“○○さん”
この、たった一言で
幸せだと感じる瞬間がある
“○○さん”
この、たった一言で
不幸だと感じる瞬間がある
この違いは何だろう。
私の名前を呼ぶのにはかわりがないというのに。
ある人は私にこう言った
「ちゃんとあなたの名前で呼びたいから」
理由もなく
私の名前を呼んでくれる
ただその彼女の口からでる
そのことば
本当に嬉しかった
また、ある人は私にこう言った
「あなたには立派な名前があるんだからさぁ」
消えてしまいたかった
私の名前は
私の名前でないような気がした
ただ、名前を呼ぶという
ただそれだけなのに
どうしてこんなに違うんだろう。
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人間、
覚えようとして
一生懸命やったら
どんなことだって
覚えることはできるのに
どうして
忘れようとして
どんなに頑張っても
忘れることはできないんだろう
どんなに
忘れたくても
今のわたしには
忘れることができない
どんなに忙しくても
ふとした瞬間に
あなたを思うわたしがいる
ほんとうに不器用なんだ、わたし
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「また、今度」
そう言って別れる。
私はこれが一生の別れだと決心していた
帰りの電車で
あなたとの思い出をたどる
自然と涙が溢れた
溢れる涙はもう止めることもできなくて
ただただ溢れるばかり
これまでにも好きな人はいた
あなたが初恋というわけではない
でも、
あなたとの別れがこんなに苦しいなんて
こんなにも苦しいのは初めてだ
決して手に入れることのできない人
私が手に入れることは決して許されない人
それなのに、それなのに
どうして私はあなたに心を奪われてしまったのだろう
私は必死で思いを隠そうとしていた
気付いてほしくなかった
あなたの幸せに私の思いはただの邪魔だから
あなたには幸せでいてほしいから
さようなら、さようなら
家に着くと、
顔には乾いたすじが2本、できていた