詩人:あやめ | [投票][編集] |
今思えば、あなただけだった。
私のことを、ありのままの私のことをきちんと見てくれたのは・・・。
これまで、誰一人本当の私を見てはくれなかった。
私はいい子でいなければならなかった。
別に、親から期待されていたわけではない。
昔から私は何でもそつなくこなしてきた。
ずっと、私は何でもできる子だと思われてきた。
周囲の目はいつも私をそういう目で見ていた。
『あなたなら大丈夫』
いつもそう言われ続けてきた。
部活を引退し、受験勉強というストレスのみが積っていくだけの毎日・・・。
私は周囲に言われてた。
『あなたなら大丈夫。』
私は、ストレスをぶつける場を部活の引退によって失った。
引退後、私が唯一安心して自分を出せるところ。
それがあなたと会っていたあの場所だった。
あなただけだった。
『君はいつも大丈夫といわれ続けてきたんだろ?』
『もう頑張るな』
あの頃は、あなたが私の心のうみを取り除いてくれていた。
今の私には、うみを取り除いてくれる存在がない。
あの頃、私はあなたにどれだけ救われたことだろうか。計り知れない。。。
心から、あなたに感謝しています。
色々迷惑かけたかもしれない。
でも・・・。
私が安心して迷惑をかけることのできるあなたでいてくれてありがとう。
うみを取り除く方法が見つかった頃、私は本当に成長しているんだろうな。