詩人:isao@ | [投票][編集] |
ふと 立ち止まると
あの頃の自分を
思い出した
いつも 何かに 追われる様に
ひたすらに夢を追いかけて
本気で人を愛して
ただ欲しかったのは
それを守れる力だった
けれども
社会という虚像に押し潰された俺は
そんな事も忘れ
いろんな物を捨ててきた
友 夢 愛
からっぽの両手を見つめ
もう 捨てるものも
無くなった
そして
俺はまた歩きだした
社会という虚像の中に
何かを求めて
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絶望というどん底に腰を下ろすと
恐いものなんて一つも無かった
それが可笑しくて悲しかったけど
もう少しあがいてみようかと手を伸ばす
そこには小さな希望がちらりとみえた
後は自分次第だ
そろそろ旅立つよ
安息の地を求めて
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曇り空のこの街は
もうすぐ雨に包まれる
街の人は追われるように早足で
そんな中で俺だけが
雨を待って立ち止まる
灰色の空は全てを拭い去ってくれそうで
怒りの中にある悲しさに似ていたから
俺はタバコに火を点けて
時を待っているだけさ
この街に雨が降り注ぐまで
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どこの街にもある安い24Hのコーヒーショップには
同じ奴らが毎夜のごとくやってくる
パソコン抱えたサラリーマン
勉強熱心な学生
愛を語り合う仲の良さそうなカップル
お互い気にしてないけれど
こっそり心の中で話し掛ける
仕事進んでるか?
勉強頑張れよ
恋人達には仲良くな
そんな夜中のコーヒーショップ
不思議な空間
コーヒーショップ