ホーム > 詩人の部屋 > e.t.lの部屋 > とある春の日の出来事

e.t.lの部屋


[57] とある春の日の出来事
詩人:e.t.l [投票][編集]

まるで春風のように

突然吹いてきたかのように

ケータイのがなる

あの日からやっと動き出せたのに

あなたからの「ありがとう…ごめん。」とメール

あなたの置き忘れた言葉は

僕には降り注ぐ雨のように冷たく、

雨宿りの喫茶店のように優しかった

そして風にゆられまう桜の花ビラのように迷っていた



いつものあの橋の下で

あなたの愛の言葉
溢れ出る涙

そのすべてを抱きしめたかったけど

背を向けて歩き出す
流した涙を隠しながら…
お互いに大きくなるために…

2006/04/01 (Sat)

前頁] [e.t.lの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -