詩人:JAM | [投票][編集] |
動かない時計なら
いらないの
私と君のように
止まった時間なんて
いらないの
ただ
胸が
心が
全身が
締め付けられるだけなら
2人の時間は
ただの過去になり
君が見えなくて
進んでいるのかも
私のように
止まっているのかも
わからなくて
私だけ
私だけ
止まったまま
あの場所に立っている
進みたくなんてないよ
君を過去にして
前に進みたくなんてないの
もしかしたら
もしかしたら
君は帰ってくるかもしれないよ
ううん
"ごめん"って帰ってきてよ
そしたら
"ずっと待ってた"
そう言って
君を抱きしめるのに
淡い期待は
今の私を支え
時々見る
君の後ろ姿は
私の傷に触れ
いつでも
いつまでも
私に忘れることを許さない
違う
忘れることなんて
したくない
君を嫌いになってしまえば
楽なのを知っているのに
君を嫌いになることを
したがらない
私
心の傷を
何度えぐられ
何度嫌いだ嫌いだと
言ったって
それでもまだ
まだ
まだ
私は、
君が手を振る相手は
私でなくて
それを見る度
もう踏ん切りつけようと思うのに
完全に
淡い期待をなくしてしまうことが
怖くて
できない
君に
泣き寝入りしたくないと
君を
傷つけてやりたいと
君に
後悔させてやりたいと
言ったのに
言ったのに
言ったけど
終わることなんてできないの
踏ん切りなんてつけたくないの
嫌いになんてなりたくないの
忘れることさえしたくないの
全ては
君が
君のことが
今でも
私は、
今でも信じていたい
君の"さよなら"を
あれは
See you again
だと
私は
この悲しみで
君の背中を
押してあげれたんだと
信じさせて
嘘でもいい
偽りでもいい
同情でもいい
本当は
私を
好きだから
今こうなったのだと
本当は
君の優しさなのだと
私の全てを
これ以上
君で
埋め尽くさないで
だって
私は、