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牛乳の妖精の部屋


[1] お母
詩人:牛乳の妖精 [投票][編集]

今日もまたカッとなって、あなたを傷つけました。

普段はそんなこと微塵にも思わないのにあなたに怒られると、言い負かしてやりたい気分になって酷い言葉を言ってしまいます。

あなたはいつも言います。

返事 挨拶 笑顔

そう毎日言われると嫌になって捻くれてる私は言う通りにしたくなくなります。

むしろ逆のことをしてしまうんです。
あなたの前では笑わない子になりました。
おはようもおやすみも言わなくなりました。


こんな私をあなたは嫌いでしょうか。

私が脳腫瘍の時に代わってやりたいと、あなたは言いました。

そんなあなたに私は代わってやりたいとか簡単に言うなさ、と怒鳴り散らしました。


お母、面と向かって絶対言えんけど言うこと聞かん子でごめんね。

あと1年で学校も卒業するけど卒業したらこの家出て美容師になろう思っとるよ

だいぶ厳しかっちゃろ?

一生懸命、頑張るけん一人前で帰ってくる。
そしたらお父とお母の床屋はうちが継ぐけん。


待っとってな。
そのデジカメ買ってやる。

欲しかとやろ?

ちゃんと待っとってな。
金貯めて自分で買うなよ。

うちが買ってやりたいとせん。

待っとって。

2011/05/01 (Sun)

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