詩人:じぇん | [投票][編集] |
俺は何も残せなかったと呟いて死ぬんだ
恋にすがって
ただ抱き合って
何も残らないことを知ってたくせに
一つの思いがたくさんの犠牲を招く
そうやって
何もない所から
闇雲に探してた
時々思うよ
俺に出会って さよならした人たちの事
俺は今青空を眺めてる
あんたらもいま その下にいる
だから俺は
俺は
無くなってく自分を見ても
寂しくはないから
きっとそれぞれの意味は
一つの点で
それぞれを結んで
一つの線で
ここに繋がってゆくのだろう
振り返らずに
もう
振り返らずに
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たまに心臓が痛くなるときがある
たまに胃が痛くなるときがある
たまに頭が痛くなるときがある
健康なのに
健康なのに
たまに痛くなるんだ
後ろめたさでいっぱいの
俺の過去を思い返すとき
得体の知れない未来に
なにかを恐れたとき
やましいと知ってながら
我を忘れてしまうとき
君が見えなくなる時
医者には治せない
この先もこの病と闘ってく
難病とは言わないよ
だって
たまにこの痛さが
心地よくもなるんだから
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どれくらいの日々が僕を腐らせた
悲しい星屑を一つずつたどって
遠くへ吹く風は僕をおいてって
あんたを連れ去っちまった
下らないことばかりだからって
逃げてきた僕が一番下らなくて
乗り遅れたバスに
脱ぎ捨てれない靴
あんたさえいてくれればな
毎晩夜空は繋がってると思う
昨日からいるネイム
あんたにみたくなりたくて
おやすみ
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何を血迷ったか
60円しかなくなった
でもな
悪くないわ
昨日は女の子のために
シャンパンでもいれて
フルーツも頼んで
事の真相を知ってる癖に
今は何も買えねぇ
バイトに行く交通費もねぇ
でも
悪くない
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雨が止んだら歩こうか 何もないこの道を
頑張るなんて言葉は もういらないよ
誰にも聞こえないくらいの鼻歌でも奏でながら
きっと今までもこの道を歩いて来たんだろ?
石ころ蹴飛ばして
時間だけが過ぎてって
伸びた影を見るのが恐くて ただ振り返らずに
そうやって生きてきた君の肩に乗っかってるのは
プレッシャーなんかじゃなくて
ずっと前から育ててきた自分自身の
不安や迷いを映し出す過去
君だけじゃない
誰だってそうなんだ
太陽の歌を唄いたい
今だけを照らす歌
太陽の歌を唄いたい
悲しい現実を照らす歌
太陽の歌を唄いたい
誰もが過去と向き合う歌
太陽の歌