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クリスマスにはあの場所へ行こう。大好きな君の足音もつれて。一面真っ白で、浮かれた僕らは意味もなくはしゃぎ回った。日が暮れて、そして夜空が僕らを優しく包み出した頃、サヨナラの時間。君を送る帰り道、雪の絨毯の足跡の歩幅は小さく、最初で最後になる忘れちゃいけない君の笑顔を、必死に刻み込む。ふと見上げた空には流れ星「ねぇ、お星様。なんで僕を殺さないの?」
今年のクリスマスこそあの場所へ行こう
心に残る君の足音もつれて
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もしも
この街の風が 君の面影を運んで来たら
僕は泣いてもいいですか
薄紅色の空は 今日も過去を映し出す
くだらない話で笑い合えてたほど 僕ら闇雲に向き合ってた
から回る歯車の音には気付きもしないで
ただ
ただ
求め合うことが答えだと信じ続けた
君の腕時計より正確に
秒針は進む
でも大丈夫
君を待ってるのは僕だけじゃないから
風が
運んだのは
君の香りだけだった
だから
僕は泣かないよ
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この嘘がバレてしまったら きっと素直になれる
あっちの方には誰もいないよ だけどこっちにきちゃダメだよ
落ちてくのは僕だけでいいから
手にした愛という物質が 時に液体の様に透き通って
透明感が君の統べて
その統べてが繋がる
未来
落ちてく先に
答はない
落ちてく僕に
答はいらない
ただ
ただ
その透明な真実が
愛しい
それゆえ
この嘘は
きっといつか
真実になる
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東大に合格するより
一生笑って暮らすほうがよっぽど難しい
一人の女性を愛すより
愛される方がちょっと難しい
大切な人と別れるより
出逢える方がかなり難しい
大好きな人と海外旅行行くより
家のトイレに行く方がすごい難しい
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例えば
小さい頃から動物が好きで好きでたまらない人が
獣医になって病院を開設する
仮に
ペットが怪我や病気にならなくなったら
その病院を開いた獣医は
笑っていられるのであろうか
例えば
ミステリーサークル
あまりにも不可思議なそれは
多くの科学者を魅了する
仮に
一人の男が
一生を賭けてそいつを研究するとする
そして男が死ぬ間際
ついに謎が解明
ところが
多くの謎を呼んだミステリーサークルは
人工的な物による
ガセネタだったとする
果たしてその男は
その事実を知り
知ったうえで
笑って死ぬことができるのだろうか
きっとこの世の中
あらゆる点が一つの線で結ばれていて
好きだ嫌いだも
その一つの点にしかすぎなくて
いかにその線を
丈夫に切れないように保って
その向こうにある沢山の答の中の
「一つ」
に綱渡りをして歩いてくんだろう
さっきの例え
きっと同じ「好き」でも
後者の方は
笑って死ねると
俺は思う
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安っぽい価値観に嫌気がさす頃
そっと透り抜ける柔らかい風
まだ幼かった日々の記憶を辿るように
もっと今を笑っていたい
少なからず僕の生活は
不幸なんて言ってらんないから
辛い別れをの後も
涙で濡れた手紙も
この胸にひそかに湧いてきた新しい季節に
溶かしていけるなら
出逢ってきた物はいつだって 失って行くばかりだから
震えた両手 顔に当てて
見猿 言わ猿 聞か猿
そうやって逃げ道を探す事が 幸せに繋がると信じてた
でもね僕ら人間は
泣き笑い恋をする
ふと気付いて隣を見ると
ほらね
君の幸せの案内人
君も幸せの案内人