詩人:じぇん | [投票][編集] |
頼りない振りをする
信号の点滅 渡らずに
君との時間を
ただ全身に感じて
どうやら僕は
焦ると結果を出せないタイプらしい
それは言い訳
信号を渡らなかった
君の表情も
この信号機みたいにハッキリしていたら
なんて有りもしない事を想像してみたり
信号が変わる
振り向けば君はいなくて
闇雲にまた君を探す明日が来る
信号の点滅の数だけ
今日もまた何かが消えて行く
信号の赤より長いくらいの血が どこかでたくさん流れてる
信号の青より澄み切った空が きっとどこにでもある
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なぜ
男と女の絶頂感を別にしたのか
いつも気になる
女のイクときの感覚
あー気になる
いっそ女になりたいくらいだ
また一つ
一生解けない謎が増えてしまった
ファック
それともう一つ
何故俺は
眼鏡に興奮できるんだ
このアングラアキバ系(新語)の腹の底をぶっ殺してぇ
何はともあれ
眼鏡っ子万歳
特にCカップ
腰つき
あー万歳
Plusα
口元
指先
万歳
ライブのステージ上から鷹の目よりも勝る俺の眼で
サーチング
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田舎育ちの俺が今
渋谷の交差点に立っている
どうしようもないくらい空虚な心に
人混みと言う名の兵隊が押し寄せてくる
みんな気付かないだけ
みんな気付けないだけ
俺は人混みに
馴れてしまった
針に糸を通すほど難しかった前進が
今は攻略本を持つGAMEより簡単で
人の裏の顔を覗こうとする俺の顔は馬鹿面で
なにより
猫背で赤いパーカーの俺は目立ち過ぎる
「人混みに馴れる」
良い事か悪い事かはわからないが
俺の心には
寂しさがあふれてるよ
毎日の様にハチ公前で夜10時半
赤いパーカーを羽織りタバコをふかして
馬鹿だぜ
少なくとも二年前の俺は
こんな自分になってるなんて思いもしないだろうな
田舎生まれの俺が
東京に負けた瞬間
全てが終わったような気がした
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君と出会ったのは
風が冷たい時だった
覚悟はしていた
むしろ君は
僕と知り合うずっとまえから
死に向かって
歩いていたんだね
自分の病の事を
うつむき話してくれた夜
恥ずかしいくらいに僕は
自分の事しか考えていなかった
でも今ならわかるよ
いや今だからわかるよ
日に日に痩せて行く
君の体
それでも僕より輝く
君の瞳
時間の残酷さ
自分の愚かさ
そのすべてが今
心地よかったはずの
あの風に乗って
僕を切り刻む
君と出会ったのは
風が冷たい時だった