詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
キララキララキララ………
キララキララキララ………
鏡の反射が指にからみつく
初恋の頃を思い出させたね
愛してる 愛してる
てのひらに散らばる 雲母を見た
愛してる 愛してた
悔やみはしないから 終わりの日でも
■
■
着替えをすませば知らぬ女性(ひと)になる
はじまりの頃を思い出させたね
愛してる 愛してる
くちびるに散らばる 雲母を見た
愛してた 愛してた
悔やみはしないから 裁きの日でも
雲母雲母雲母………
雲母雲母雲母………
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【オリジナル小説「雲母」あらすじ】
少年の望遠鏡の視界に偶然入った少女(女子高生?)の部屋。
その清楚な少女への淡い憧れは、彼女が質素ながらも化粧をし、同級生らしい彼を部屋に迎え入れた日で終わる。
終わりの日、きららかな光をまとい、少女は、少年が知らない女性(ひと)になった――。