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浜崎 智幸の部屋


[41] 姫路
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


いつまでも明けない夜
夢でゆく長い道

幼い頃の憧れが
私の翼に変わる

姫のもとへ走る道
流れ星を追い抜いて

私は燕になって
何よりも速く飛ぶ

夜の渦に迷いながら
最後に必ず着くと

姫路の長い道程が
果てることを信じてる



息が苦しくなるほど
憧れたあの人が

細い指で招くのなら
奇跡は何度も起きる

姫のもとへ走る道
宇宙島を貫いて

私は燕になって
誰よりも強くなる

もう一度耳を澄まして
あなたの吐息をさがす

姫路の長い道程が
果てることを信じてる

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2020/01/17 (Fri)

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