詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
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思い出に溶けてゆく冬の坂の道
磨かれた鏡のよう──見透かされる
黙りこんだ友の横顔をまだ覚えてる
野の花に頼みましょう──春のいそぎ
命、かがやけ!
命、はばたけ!
この心の花に
祈り、こもれ!
砕かれながら
乱反射できるならば
いつまでも世界を
好きでいられる
命、はびこれ!
命、のさばれ!
この心の花を
ひかり、みたせ!
終わりのときに
小さな拍手があれば
いつの日か世界を
愛しく思える
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命の花プロジェクト……青森県の高校生が始めた、動物の殺処分ゼロを目指す活動です。このプロジェクトが一日も早く過去のものとなることを祈っています。