詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
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午後の花園には透明な愛が育つ
けれども熟さないうちに
夕暮れの風がすり抜ける
それはオレンジの時間
僕によく似合う光
勇気と力を欲しがれ
拳を握れ さりげなく
思い出は音楽にまかせて
もう一度翼を試そう
思い出せ 真実の痛みに寄り添う微笑を
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手紙ひとつ書けず
遅咲きの花も終わる
そうして暦が替わると
短日植物はじけだす
それはオレンジの世代
僕の土壇場の祈り
自分に自分を投げ出せ
のたうち回れ 笑いつつ
伝説は役に立たないから
もう二度と言い訳はするな
見苦しい愛もあることだけ
わかっていればいい
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それはオレンジの気候
僕の初歩的な希望
秘密も本音も疑え
暗中模索 もがくだけ
ホラ吹きがはびこる時代に
翻訳の聖書はいらない
沈黙が罪でないことまで
宇宙に誇りたい
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