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カクレクマノミの部屋


[13] 止まりワールド
詩人:カクレクマノミ [投票][得票][編集]


線は右上に伸びた

それは目にも留まらぬ速さで
それはすぐに届かなくなって

ゴールの存在はひと吹きで消え
正解の存在は心を包んで

染みたころには点のあと
行き止まり間近の線のあと

そこそこ進んで行き止まり
しょうがないからその場で足踏み

ここもいずれ通れるさ
待っていれば必ずね

過去と現在の線
相も変わらず真っ直ぐ

笑えない冗談
そんな言葉がお似合い

吐いた白い息も
吐いた言葉も
すべてが雪のせいであったら
すべてが僕のせいであったら

もっと線を引いてよ

狭い世界の端っこ

2012/02/27 (Mon)

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