ホーム > 詩人の部屋 > カクレクマノミの部屋 > ぼくのあなたの

カクレクマノミの部屋


[52] ぼくのあなたの
詩人:カクレクマノミ [投票][編集]

いつもそう
大事なものほどおざなりで
気づいたときには手遅れで
自分が悪くて
なんとも言えない

神様が砂の山に息を吹きかけて
やっとこさ積んだ山も台無しさ

もっかい積んで
今度は蹴散らされて

もっかい積んで
今度は爆発

もっともっと高く積んで
そしたら飛行機が突っ込んで

もっともっともっと高く積んだら
大水全部飲み込んだ

まだまだ積んで
もっと積んで
その度壊されても、自分で壊してしまっても
泣きながらでも積まなくちゃね

2018/07/21 (Sat)

前頁] [カクレクマノミの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -