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碧仁の部屋


[5] 逃げ場所
詩人:碧仁 [投票][編集]

本当に不器用な手つきで
慣れない裁縫するから

指が傷だらけ

救急箱片手に傍に行ったのに
強がって

指を咥えて我慢する

いつか昔に付けた傷も
きっと自分で

全部自分で抱え込んで
頑張った証

今もふいに見せる
切ない顔

気になってしょうがない

今は、俺がいるから
甘えたっていいんだ

もう抱えるな
半分でいいから荷物持たせろ

ちょっと寂しいんだ
恥ずかしいけど

いつも傍にいるから

俺のフトコロは
貴女の逃げ場所でもあるんだから

2006/05/25 (Thu)

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