「ねぇ…人間には 羽根があると思う?」君は空を仰ぎながら真面目にそう呟いたから、「ないんじゃないかな。」って僕は答えた。「人間に羽根はあるん だと信じていたんだ。」君が笑ってそう言うのは君が確かめる為に空を飛んだ跡だった。
逃げるとか、逃げないとか、そんなのに意味なんかねぇよ。だって結局は、自信がないだけだろ?