詩人:感動マニア。 | [投票][編集] |
燃える季節に
ステージに立つ
長い 長い 闇の中
どこからともなく呼ぶ声と
見えない手に導かれて
月の明かりに包まれて
西の空に月が逃げ去る前に
着慣れた服を脱ぎ捨て
東の空に火の手が上がる
〜ああ この日を
この時を迎えるために
真っ暗な大地に育まれ…〜
さあ!!
誰か僕の歌を聞いて!!
隣りに来て 一緒に歌って!!
一緒に叫ぼう!!
君も長い闇をくぐり抜けて
今ここにいる
分かっているよ
初めて見る美しい世界に
ただ別れの歌をささげよう
この命 尽き果てるまで…
燃える緑よ
すべてを包む青よ
世界に満ちる光
焼け付く大地
光弱まる時の赤
眠ることのない空気
命にあふれた世界よ
さようなら!!
生きとし生けるもの
その流す全ての汗に
祝福あれ!!
そばにおいで
暑いだろう??
君のすべてを
僕の声は焦がすだろう
もうすぐに
生まれ育った土の上
情けなく転がった僕の姿
知っているのさ
分かっているのさ
明日も明後日も
ただ別れの歌を響かせよう
この体 力尽きるまで…
燃える緑よ
すべてを包む青よ
世界に満ちる光
焼け付く大地
光弱まる時の赤
眠ることのない空気
命にあふれた季節よ!!
さようなら!!
さようなら!!