詩人:もとり | [投票][編集] |
家に帰って1人になった時
麻痺した心が溶けだして
涙腺まで緩み出す
愛情を込めて作った物は
無意味な存在へと代わり
嗚咽を漏らしながら捨てられて
まるでそれが
私の様で
吐き捨てられた言葉が
まだ耳にこびりついて離れない
言葉の刃が
冷たい視線が
乱暴な態度が
心無い私への扱いが
ずっと頭から離れない
詩人:もとり | [投票][編集] |
偽りの言葉や
気まぐれな優しさも
強引な態度でさえ
記憶から消せたら良いのに
数少ない幸せな記憶も
悲しい想いをしてばかりの記憶も
すべて忘れてしまいたい
忘れる事が出来たなら
こんなに苦しむ事は無いのに
貴方はすぐに
忘れてしまうのにね
詩人:もとり | [投票][編集] |
私が堕ちていても
引っ張りあげてくれる姿が好きだった
不意に大好きだと耳に落として
ドキドキさせてくれる言葉も好きだった
本当にしょうがない子だねって
そっと助けてくれる言葉や仕草が大好きだった
手を繋いだ時の温かさとか
たまに痛いくらい抱きしめる強さだとか
ふわりと纏う香りだとか
そういうのが色褪せて
思い出せなくなってしまう頃には
私は笑って、今幸せだよと言えたら良いと思う
愛されるって幸せな事だと
貴方に実感させられなかった事は
心残りだったけれど
求めるばかりも
受け入れるばかりも
愛じゃないからね
詩人:もとり | [投票][編集] |
常識に囚われて
物事の本質を見極められず
思考の範囲内での想像で
型に嵌めて考えて
理解したつもりで満足感
特別視 故の優越感
ふと翳り出す矛盾点に
疑問符を掲げて
疑心に駆られて
責め立てて追い詰めて
言葉を信じるのと
言葉に縋るのは
根本的に違うというのに
都合の悪い事は見えぬ振り
まるで悲劇のヒロイン気取り
お涙頂戴のとんだ茶番劇
いつか幸せに成れるだろうなんて
何故安易に身を委ねたのだろう
それでも彼女は夢を見る
いつか事実を受け止める様に
いつか現実を受け入れるまで
詩人:もとり | [投票][編集] |
あいつはすぐ追ってくる
振り切っても
振り払っても
拒絶しても
嫌っても関係なく
あたしを捕まえ離さない
裏切るのに
平気で傷付けるのに
また今日も笑いながら
あたしの心を踏みにじるんだ
好きなの?
嫌いなの?
俺様エゴイズム
その質問すら愚問で
滑稽で馬鹿馬鹿しいくらいの
ストレートさをぶちかまし
理解不能の思考回路を張り巡らせ
あたしの行く手を幾重にも塞ぐ
理解し合えない
価値観が合わない
思考が違う
そんな事すら関係なく
ただ愛情にも執着にも取れる
乱暴で横暴な歪んだ愛を
押し付け捻じ込み埋め込んでいく
見慣れた笑顔も
抱いた腕の力も
重ねた思い出も
君を纏う香りも
君を形作るすべての物が
あたしを繋ぐ足枷みたいな物で
詩人:もとり | [投票][編集] |
私の求めてる愛の形が朧気で
私だけに注がれる愛情なのに拒絶する
愛さない
違う、愛せないの
人の好意を踏み躙り
人の優しさを突っぱねる
苦しいのは私も同じなのよ、と
理解されるはずもない苦痛は
私が表に出す資格は無いのかもしれない
幾度と繰り返す別れも受け入れ
構築した関係性を拒絶で無に返し
都合良くふり続ける雨と共に流してしまおう
弱音も
本音も
涙も
思い出さえも
詩人:もとり | [投票][編集] |
一人でも生きていける
裏切られる位なら
騙される位なら
友情や恋愛なんていう
そんな戯言なんて要らないわ
そうやって乗り越えていける位には
私は強い
お願い捨てないで
愛して欲しいし守って欲しい
私を丸ごと受け入れてほしいの
もう一人にしないでなんて
泣き叫んで引き留め様とする位には
私は弱い
虚勢を張って生きていて
切り貼りした愛情が有れば充分で
それでも誰か傍で見守って居てと願うの
誰からも愛されてない
それだけで何も無いと感じる位に
私は脆いから
詩人:もとり | [投票][編集] |
必要としてくれるから受け入れる
必要ではないなら離れる
主体性も無く
宛すら無く彷徨って
いつか私を本当に
必要としてくれている所に
ただ漂うだけ
詩人:もとり | [投票][編集] |
息を吐くように
言葉を紡ぐ
幾重に広がる語彙を
散らばるパズルピースを集めるが如く
目に見える事の無い感情や思想を
繋げて拡げて具現化していく
素敵な物を創ろうという
高尚なる物でも無く
立派な物でも無い
余分な物を切り落とし
其れなりの形に仕上げただけの
偶然と必然の産物なのだろう
年を重ね
経験を積み
見知らぬ世界に触れ
感情を揺り動かし
また産み落としていく
創り上げた物は私の生き様
其の物なのだろう