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もとりの部屋


[100] 弱虫。
詩人:もとり [投票][得票][編集]




幾度も止めようと思った

幾度となく苦しいと感じた


でもその甘い痛みは

幸せだったのかもしれない



心に空いた喪失感と

身体に残る貴方の温もりと

記憶にある貴方との思い出が


真綿で首を絞めるように

私をじわじわと追い詰める



一人で生きてきたはずなのに

一人には慣れていたはずなのに


涙はまだ枯れる事はない

何処に居ても貴方の事を

思い出すのだろう



こんなにも色褪せて見えるのだろうか


ただ貴方がいない

それだけで



2014/07/18 (Fri)

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