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もとりの部屋


[139] そして誰かが嘲笑う。
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太陽と月のすれ違い


冷めた料理に無価値な時間


形だけの優しさと偽りの謝罪


淡々と流れていく秒針


静かに広がる透明な黒は笑う



貴方と私の境界線


破られた約束の存在理由


白紙に塗り替えたスケジュール


指先一つで変わるシナリオ


苦しい時だけの神頼み


嘲笑った誰かが泣いた



期待もされないピンチヒッター


見向きもされない存在感


部屋から出ずに繕う無関心


壁を睨んで泣いている



何処かで、小さく千切れた声


猫が一言、みゃあと鳴いた








2014/10/08 (Wed)

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