「申し訳ございませんがもう‥」炎天下の乾いた空気の中だった薄気味わるい風が真横を通りすぎる朝はあんなに笑ってたよね?今日はいつもと変わらず出てったじゃない髪に触れて輪郭を撫でて自然に涙がこぼれた愛を唱えた唇いつも触れていてくれた手今は何一つ 動かない 視界がにじむ神様は何故この人を選んだの?何もかも失った気分だもうあんなに恋することはないだってもうあんなに恋したことはないのだから
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