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もとりの部屋


[43] もう一度
詩人:もとり [投票][編集]





白い涙が落ちてゆく


街の灯は柔らかく

僕を包んでくれるけど

隣にいるはずの君はもういない

右側だけが空いたままで



写真たての中

そこだけは時間が止まっていて

笑顔のままの君がいる

幸せな時間で満たされてる



逢いたい

けれど逢えない

君に逢えるならなんだってするのに


ただ一度だけ

もう一度だけ



白い涙は

僕の心にも積もっていく

あの日の君を隠したままで



2009/06/06 (Sat)

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