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もとりの部屋


[79] 思い出話。
詩人:もとり [投票][得票][編集]




貴方がすぐ傍で

見守ってくれて居て

優しい瞳で見つめて居た


それは遠い遠い昔話



前を歩く貴方

少し遅れて歩く私


ねぇ もう少し待って なんて

少しの気恥ずかしさに背中を押され

宙に浮いた右手をそっと下に落とす


人波に飲まれて

ふと立ち竦めば


気付いてくれるかな なんて

そんな自分勝手な気持ちが顔を出す



慌てて駆けてくれる貴方が

とっても大好きだった


それはもう今でも

今だからこそ強く実感するの



大丈夫

私 強くなるからね

一人でも 頑張れるからね


ただ貴方の誕生日には

まだ少し貴方の事を思い出させてね




2014/06/17 (Tue)

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