詩人:ナナフシ | [投票][編集] |
気持ちが消えていくのが怖くて
深く誰かを想うことがなくなった
相変わらず
愛とか恋とか言われても分からないし
あの日から
人を好きになることが怖くなった
こんな、あたしに
恋が出来る日は来るのだろうか
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冬が近づくと
毎年のように思考が止まる
当たり前のことがなぜだか怖くなる
それを忘れるように
眠る
朝も
昼も
夜も
ずっと
何も考えないで良いように
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街の真ん中で
ヒトリ
すれ違う人
ヒトリヒトリに
感情があって人生があって熱がある
たくさんの人とすれ違う
なにも見えないように
目を閉じて
なにも聞こえないように
耳を塞いで
ヒトリ
堕ちる
この夜空に
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雨が降ってる
帰り道
あの日
電車の中で
泣いた理由
部屋で
独り
誰にも聞こえないように
叫んだこと
あの場所で
あなたに
言った言葉
わたしの
奥にある
思い
今日は雨が降ってる・・・
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こわいかおした人形が
きいろいパンダを眺めてる
むらさきいろした笹の葉を
あかいかおした おじさんが
きいろいパンダに食べさせる
あおいかおしたオトナたち
みどりのかおのコドモたち
両手をたたいて笑ってる
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あの日、電車の中で泣いたこと
あなたに伝えられなかった言葉たち
何をしても上手く行かなかった時間
自分に絶望した日々
あきらめた夢
あの日、あの場所で
あなたに出会ったこと
遠い日の記憶____。