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ナナフシの部屋


[53] パン屋だった竹ちゃん
詩人:ナナフシ [投票][編集]

竹ちゃんは

年上で、かわいくて、きれいで

笑顔の絶えない人だった

密かに憧れてた



今日、竹ちゃんはパン屋を辞めた

あたしは竹ちゃんより長く居て何度も辞めていく人を見送った

ケド、涙が出るほどではなかった

今日大好きだった竹ちゃんが辞めた

初めて泣いた

竹ちゃんも泣いた

みんな、仕事にならなかった

竹ちゃんが最後に言ってた

「あなたなら、どんな道選んでも、大丈夫」

また、あたし涙が垂れた

「竹ちゃんお疲れ様」

2004/02/01 (Sun)

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