一つの花を育ていた夏の終わり種を落し狂ったハナビラ絡み付くツタに抱かれながら君を想う皐月の始まりは時雨出会う月妖しく艶やかに笑う月一人光りに引き寄せられ弾ける蛾一人虚しく美しく現実が揺れるウソツキ乏しく虚無に酔いしれる
[前頁] [A†Iの部屋] [次頁]