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LAIKAの部屋


[10] 負傷者
詩人:LAIKA [投票][編集]

街には

負傷者が溢れている

自分を守るための

言葉の鎧が

武器となり

また負傷者が増える

自分で治す力は残されていないのに

誰も治してくれない

誰かをまた傷つけて

少し

癒された気になる

実際は

深くなっているにもかかわらず

気付かないまま

傷を負わせ

傷を負って

生きていく…

2004/10/10 (Sun)

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