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あいるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[174] Nothing world end
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快楽は手元にしか降ってこなくて


胸の中までは浸透してこないんだ




君は言葉




願わせた




雨雲が放ちだした




君らは何もかも同じ

ほら、平等に濡れている



ボクを潤した


君は言葉




盲目の天使は


明るい。と言った






君と繋いでる手で


世界は戦争で
機関銃を握ってるなんて




愛以外の感情が
ボクらには多すぎる





ボクは変われない



折れた鉛筆の芯が
もう何も
描くものは無いと言った

自由帳は風ではためき
自由にしてくれと言った



記憶を眺めるボクは
走り出すしかなかった



君は世界



初めて声をだしたのは

泣きながら
産まれたときだ



もう一度
生まれ変わりたくて
泣いてみようと思う





目を閉じると
もう逢えない君がみえた







盲目の天使は


明るい。と言った

2007/05/16 (Wed)

[175] ボクノンフィクション
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思春期は終わらない



落ち着いたってなんだ
倦怠期って
新鮮さって


全然わからないよ



君を思う気持ちは
膨らむだけ



カート・コバーンは
生き急いだだけさ



ボクは
誰よりも求めてほしくて


誰よりも
突き放してほしいんだ



憎んだ日々を呪っても

君もその頃からちゃんと

生きてたんでしょ




信じられないよ

なんで出逢えたの




過去は消せなくなったよ





みんな知らない
ボクの友達が自殺したよ

ボクは地球を呪って

地球を殴ったけど


そいつも
大好きな実家の犬も
帰って来ないんだ



折れた手の骨は
太くなって再生したよ



うまく生きちゃうんだな






思春期は終わらない



ボクはボクの生き方と
社会と
常識と
世界情勢と
大学の授業と
二日酔いと
友達の悩みと


1日の長さと
人生の短さと
幸せの後に来る不幸に



反抗するんだ
贖うんだ



誰かのために
泣ける
生き方をするんDIE



生まれてから出逢った

みんな



信じられないよ
人はなんで出逢えるの



なんで愛し合えるの
嫌いあえるの
地球はなんで回るの



情緒不安定の
死ぬまで思春期で
生きたい
生きたい
死にたい

2007/05/30 (Wed)

[176] インディゴ
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夜しか知らない君は
夜空を青いと言った



朝から起きてる誰かは
夜は黒いと言った

昼は怖いと





遠近感を知らない絵画は
空と海とボクを重ねた




名を持たない犬たちは

人種を檻と呼んだ







梅雨明けの雲は
時を止めるだろう




月の裏側が気になる

あの娘は空を駆けた




空が気になるボクは

それを流れ星と呼んだ




たびたび
出くわす渡り鳥は

風に溶け込んだ



名もない光は

瞳を透かした



ふざけて伸ばした手


月に届いてしまって



君に渡しにいくね




君はボクに触れて



名もない感情に溺れると言った




孤独しか知らないのは

言葉だ




求めた自由は
束縛と読んだ



透けた瞳は命を唄う


泣いたボクを見て

君は流れ星と呼んだ





キスも知らないボクらは


愛に触れる

2007/05/31 (Thu)

[177] ひだまりラムネ
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みんな随分と窮屈な
魔法をかけたもんさ




誰が君を強い子と
決め込んだんだい





どのズボンの
ポッケにいれたっけな




君の髪を揺らす
そよ風






随分効き目の薄い
香水が好きなんだね





君を悩ませる魔法
体温でほどける




催眠術みたいに
本格的なのはゴメンさ



お金のかかった
プレゼントの価値は
必要ないね







ラムネのキラキラを
君に





ひだまりを君に








ミツバチが花の周りで
タンゴを踊る



耳を澄まして



君の笑い声
染みるなぁ





ほどけたから
君とボクの
靴ひもをひとつに結んで




一緒に歩くなら
どこまでいける?




いい匂いがする
いい予感がするんだ





ももいろほっぺに
勘違いした
蝶々が羽を休めた




ボクら息をとめて
それにつきあったんだ



靴すら脱ぎ捨てて
ボクらどこまで飛べる?



泣きながら笑う
ボクらは
魔法使いじゃない





蝶々のような
二つの足跡からは
効き目の薄い香水が香る

2007/06/02 (Sat)

[178] 最初はパー
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ルール大嫌い



溺死を希望するよ


夏まえの新緑に溺れて
ボクは光になるんだ



とめどなく茂み鳥を抱く






焼死もすてがたい


センチで甘美
よく熟れた
夕暮れを食べて


そのまんま東の空から
ボクが昇る





深海にたゆたう月を
石鹸にして
空は澄んでゆく



波紋が愛でしクレーター
零した涙を隠しておくれ





余計なものたちを

脱ぎ捨て



君の向こう側へ







ボクが必要とするものは

腐るほどあるのに



世界は
ボクを必要としないんだ

お手上げさ





世界はボクの万倍泣き虫




うまく笑えないボクは


ジャンケン

グーも
パーも
ハサミも


全部嫌い




燃費のいい体は要らね
不器用に生きたいんだ





ジャンケン・・・





君に向けた

てのひら




ボクは光る







きみのむこうへ

いま、逝くよ
アイラビュ

2007/06/04 (Mon)

[179] brilliant
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これ以上
掴めないと知ってる唄を





この夕焼けが、いずれ


沈んじゃうってことも





今日を閉じたくないよ






ボクを知らなかった
ボクを蹴たぐった





空に浮かびだした

何番星かが

もう明日を唄っていた






強めの風で


無駄にはしゃぐ




ぬぐったのは

汗か涙か


朝焼けを知らない
夕焼けへ




別れの言葉は
知ってるけどね



愛しいと。






ほどけた、


てのひら。



指先に残る微熱

2007/06/13 (Wed)

[180] fool
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優しいんじゃなくて
怒れない、と


梅雨入りの風がほざいた




堪忍袋に開けた穴
大切なものまで
逃げ出した




好きなチャンネルは砂嵐
酷く泣けるんだ





三色電光

みんな位置についての

ヨーイドンで鳴らす
ピストルは



拳銃を真似た
ボクの前足



コメカミに狙って




一人フライング



青黄赤


進め
進め
進め

ゼブラ柄の白だけ
踏んづけて駆けた




みんなボクに中指立てる






じゃあ、
誰が一等賞?





孤独は好んでボクに
寄り添って


日々浸水
身悶える夜光虫
湿気った唇で
キスしてあげた




もうちょいがんばれ
ボクの涙腺



結末は酷く安直な
ハッピーエンドでも



二時間でケリがつく
サスペンスに
興味はないんだ



1秒後なんて
誰も知らない

2007/06/20 (Wed)

[181] アウトロ
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きっと、この
口ずさむ歌が


異常気象
天変地異
奇跡
この世のおしまい
その他もろもろ

で何気なく
君に届くとして


ボクのためにいる
誰かっていう人へ


ボクの価値は
ボクが決めるものだけど

例えば、まだ
見つけらんなくてもね

まだ両手が空っぽでもね

いいんだよ。

まだイントロも
終わっちゃいない


レポートの提出期限も守れないのに

ずっと、一緒にいようだなんて君に言ったんだ


神様なんていないけど、蹴飛ばされるんだろな。

愛しているし
大好きさ

でもね。

愛しい。が一番似合うよ

うん、
そう願ってやまないよ。
神様はいないんだっけ、

君のために
ボクはいるんだ。

こんなにも簡単さ


愛しい。


とっくに
伝わってるならね

きっとこんな歌は
必要ないんだ


無理して

愛に

出逢わなくていいんだ


とっくに向き合って
突き放したり
抱きしめたり

してたんでしょ。

あぁ

君もボクも

大袈裟じゃなくて
すべてが愛しいよ


だって
神様なんていないもん。

ありのまま。
重なろう。


生まれてこれて
息吸って
オギャって叫んで
目を開いた

瞬間

もう君を探していました

なんて君とボクの将来のベイビーに唄うんだ。


なんかもう、
キスすら必要ないよ

指輪や言葉で縛りつけることはしないよ

今も
いずれなる
夫婦生活も飛び越してさ

人になろーよ。


言葉はいつも
低俗なボクを映した
そんなボクに君は笑った

きっと、この
曲が終わることは
お別れじゃなくて

最後の一音まで
突き放したり
抱きしめたり

そーやって

ボクら奏であうんだろ


こんな歌を
唄いたいボクを
君は笑ったね

ボクの心が空っぽなのを君は知ってたんだね


この声が木を植えだして
南極の氷山を作り出す

のが二番なんだけど

まずは
目の前のプリンを

ケンカしないで
君とハンブンコ
できますよーに


愛しーよ。

2007/06/26 (Tue)

[182] no music no die
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手の届く範囲じゃ
上手く笑えなくて


変えられない
星座の位置を


自分の運命と重ねた





淫らなリフで
高齢者も
足をゆすり出していた



野蛮な箱に喰われた

そんな夢で朝はこない

飲み残してたビールは
唇が拒絶した







自分を否定しかできない

ボクの声
地べたで踊って
足かせになる



自ら吐いた毒で
首を絞める


ステージは墓場



産婦人科では
命が大合唱してる


みんな笑ってる
それでいいんだよね



何が希望ってやつになって、

何が不安になるのかなんて、
全然わかんないよ。



最後に唄ったのは
暁を蹴散らすような


日々の無情で



残響音を体に纏って

解放されないボクは
中指を立てるのを嫌う





舌打ちは惨めさを


苦悩を加速させて



鬱のゲインを増幅させる




缶コーヒーの
ブラックの黒が
ボクを腹黒くさせます。




胸の痛みは
ほどけることはないから


慣れていくしかないんだ


野蛮な望みは何を叶えた

奏でた



変えられない星座を
眼を閉じて消した





正解か不か

絶叫か囁きか



愛したのか
愛したのは



今のボクなの





なんもなくても
生きられるけど



音楽がなきゃ
死ねないのです。



no music no fuck

2007/07/02 (Mon)

[183] 刀寿さんとの共作4
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「自然の部屋」



コーンポタージュの
コーンのように


ロックグラスの
氷のように



それとなく
当たり前のよう

身のまわりに
溶け込みたいんだ



もともと

人は、



鳥と話せる



風を聴ける



星が見てる



気流が見えるのさ




一つ話すとすれば・・・



この世にある

どの集合写真にも、

どこかに



君が居る

ボクが居る


似てる表情した人が

十人に一人は

まま居るのもそうだし、



写真の一部分に、

点のつぶてで ホコリに交じって舞ってたり、



うぶ毛や、あぶらカスで

すみっこに佇んでもいる




愛だ、愛だ、と

あんまし
大きく振りかぶらないでいいよ



心霊写真じゃないけど、

この世はずーっと、
つながってるのさ



一度も君に逢わなくても
死ぬまで君を忘れない





そんなふうに、
透明度のあるアクセント

主人公じゃなくていい
脇役もいらないよ



あちこちの雑誌にも

これだけしゃべってりゃあ、どっかに載ってる




毎日印刷される日本語の本に必ず出てる


だって、

簡単なひらがなだもの、
“あ”も、“い”も、“る”も、


どっかのページに
絶対出てる


ぽつんと、でもね!





それとなく
君と笑っていたい

ボクでありたい




ここじゃない、どこかへ

一度行って
帰ってこよう



今じゃない今

君じゃない人



そう

成って、また、
違ってくる



実物が基本なのさ



ぼくら

ロボットじゃない



人は、むき出し

身は、はだか

集え自然児

夏に誘われてさ。



着の身着のままで笑おう



この詩を創ったのも
ボクらとみんな



画面を通り抜け
握手しよ

2007/07/15 (Sun)
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